だいすきだ、と言わせてほしい
勝手に、意味もなく、でもちょっと本気で悩んでいた『わたし、担当って素直にいえない問題』がなんだか解決した気がするぞ!
ということがあったので、こうして突然ブログを書いています。
自分勝手でおバカな苦悩を、わたしが忘れたくないなあと書き留めていくだけなのですが、お付き合いいただける方がいらっしゃれば幸いです。
『担当』に対して、「どの立場から?!」という疑問とか、「そんな呼び方があるとは…」という気恥しさとか、はじめはそんな気持ちから抵抗していたんだと思う。
神山くんを応援しているとき、同時に康二くんもすきだなあと思ってその気持ちをツイートしたら、幾らかのひとに「やめてほしい」とキツく言われたことがあった。
『?!??!?』だった。
アイスクリームかドーナツのどちらかひとつ選びなさいって、どちらかしかダメって、なんて難しい!
制限の必要がないのなら、自分の範囲内でとことんたのしんだ方がお得なんじゃないかしら…
当時はそうお返事したし、いまでもその考えはわたしの中にある。
でも、応援しているコを“担当”や“副担”とよぶソレは、ジャニーズというカテゴリにおいて文化というよりも、暗黙ながら根付いているルールだ。
やらず従わず、避けて持論をおっぴろげるだけのわたしに、嫌な気持ちを抱くひとがいたのは当たり前だと思う。
あのときはごめんなさい、と心から。
なんて今では振り返ることができても、この件からわたしは、もともとよく理解できていなかった『担当』がまたさらにわからなくなった。
わからないのに加えて、窮屈さと怖さもプラスされてしまった。
だれかを『担当』と定めたら、そのひとの話しかしちゃいけないの?
そのひとの話を終始していなくちゃいけないの?
自己紹介のバッジじゃあなくて、他者からのレッテルになってしまうの?
定めたって定めなくったって、結果、めんどうじゃないか。
せっかくいろんなすきを見つけても、「さあつぶやいてみよう!」「やっぱりやめよう」を繰り返して、いつの間にか忘れてしまうことが多くなった。
自分の"すき"を蔑ろにしていたら、うまく言葉を当てはめられないことが多くなった。
そうなると、だいすきなフォロワーさんのだいすきなひとへの気持ちがあふれているタイムラインはなんだかもう眩しすぎてしまって、今日は見なくていっか、なんて日が多くなった。
大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、わたしにとってはわりと悲しくてつらいループだった。
勝手に、意味もなく、でもちょっと本気で悩みながら、わたしはいつの間にか正門良規くんをだいすきになって、そして今年の夏になった。
(だいぶ端折ってるよねごめんなさいね。)
(なにか聞きたいところがあれば別途ご連絡くd…)
いやあしかし、今年の夏はややこしいことになっていた。
正門くんは変わらず松竹座にいるというし、友人のすきなコは関ジャニ∞さんのバックにつくというし、友人とたのしみにしている「夏のDK組!(ハイパー元気!)」は分裂してしまうというし…
ギリギリのギリギリすぎるところまで迷って、関ジャニ∞さんの東京ドーム公演にお邪魔しようということになった。
一番の理由としては、柊和くんと大晴くんのDK最後の夏、だから。
バックにつくコたちを応援しはじめてから、「最後」とか「節目」とかそういうことにめっぽう弱く、そして敏感になったもんだ!
それから、ちょっとここらで原点回帰してみたいという気持ちも大きかった。
わたしをジャニーズの世界へひっぱってくれたエイトさんに会ったら、なんかこう、うまく言えないけれど、スッキリするような気がするかも!
ウルトラ一方的な他力本願というか、もはや願掛け神だのみ…
さてさて、 約4、5年ぶりに見る関ジャニ∞さんは凄まじかった。
月並みの言葉をならべてしまって大変に申しわけないのだけど、かっこよくてかっこよくて、かっこよすぎて圧倒された。
全員が自由奔放なのに、みんながしっかりそれぞれを見つめていた。
デビューしているグループって、長い時間をいっしょにやってきているメンバーって、こういうことなんだなあとアホなわたしでも心からわかった。
松竹座でよく耳にする「エイトさんほんまかっこええよなあほんま憧れるよなあ」という関ジュくんたちの声を反芻しつつ、わたしも音速で憧れた。(?)
『とことんバンドver.とめっちゃアイドルver.』という素敵な構成があって、どんな経緯かなんて到底知り得ないけれど、そこに後輩くんたちをえらんで当てはめてくれてありがとう。かわいいかわいい衣装まで本当にありがとう!
こんな粋な計らいは関ジャニ∞先輩しかできなかったはず。
もちろん、もちろん!関ジュくんたちも最高だった。
たのしさ爆発な笑顔をしているのに、それでもキュッと眉毛はさがっている柊和くんは凛としたおっとこまえになっていたし、所構わず投げキッスや指ハートをとばしまくる真鳥くんは最年長パリピだったし、生声が届いてきそうな勢いで全身全霊おどりまくる大晴くんはとてもダイナミックだった。
柊和くんの近くにいくとホッとした表情でふざけはじめる晴ちゃんもかわいかったな…
全員見ることができなくてくやしいくやしい!
バックであることに間違いないけれど、彼らが駆け抜けた場所は、ぜんぶ彼らの舞台にちゃんとなっていた。
ひとりひとりがセンターだった。
ああよかった、と思った。
それは東京ドームを選んだことではなくて、東京ドームにいる関ジュくんたちと夏を過ごすことができて、その証人になれたことが、よかったなって。
溶けだすイチゴの赤い光で埋め尽くされた会場(ものすごくきれい!)で、こっそりとハリセンを握り締めながら、とても誇らしい気持ちになって、ほろほろ泣いてしまった。
それからちょっぴり、正門くんに会いたくなった。
後悔はしていないけれど、松竹座から「こっちも元気やでー!」って、気持ちを届けてくれるといいなあと想いを馳せた。
きっとこんな夜こそ、ビールが最高にうまい!ってやつだったんだろうな。
飲めないし飲んでないけど!
この日の"パノラマ"はどこも切り取るつもりはないけれど、わたしもあのカメラポーズをしたら、いつでも全部思い出せる気がする。
そんなしあわせな空間から帰って、またいつもの毎日に戻って、まずはじめに気がついたことは、
この夏わたしはわざと、わたしから、正門くんを遠ざけたていたんだということ。
勝手すぎるなあとつくづく思うけど、たぶん流れにまかせて松竹座へ行っていても、まっすぐ彼を見ることはできなかった。
どうにか言葉にしてみよう、わたしはこの人を応援しているはずなんだから、メイビーじゃなくアブソルートなんだから!
となぜかとことん追い詰めて、はい好きでした〜なんて、すべてを無駄にしていたと思う。
そしてそして、さらに日々を過ごしていたら「ハッッッッッッ」と気がついた。
わたしは、あたらしくだれかの魅力に気がつくと、以前にだいすきだったコのことを遠ざけていたんだということ。
気がつかせてくれたのは、『夢への帰り道』の「てをふるなら ハグしてほしい」 というヤスくんの歌声(パート)だった。
『担当』じゃないのだから、もうそのひとの話はしちゃいけないんだ、という気持ちがひとりでに派生していたのだと思う。
でも、買い物にでかけて目に留まる小物がヒョウ柄だったり、黄色の靴下がわたしを元気にしたり、お昼ごはんにチンジャオロースをえらんでみたり、
わたしのちょっとした時間に、彼らの影響が見えかくれすることってたくさんある。
思い出してみたらうれしくて、ハグしてみたら"すき"はちっとも消えていなくて、ああこんなに素直になれるのかと思った。
どれもこれもわたしがえらんできた、とてもハッピーなエンターテインメントだ。
ジャニーズオタクであるわたしにとって、わたしを形成するものの中に彼らの存在があるのは、思わずニヤっとしてしまうことなのである。
これらに気がついてから観た『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』は本当にたのしかった。
正門くんどんなセリフがあるかなあ、衣装はもこもこボーダーだけかなあ…正門くんのことでこんなにウキウキしているのが久しぶりで。
べつに本人たちがいる公演じゃないのに、すごく緊張した。
劇中後半、正門くんが「ほら、言えるか?」(ニュアンスね)と小島くんを促すシーンがあった。
わたしは食い気味に「正門くんすきですだいすきです!」と心の中でつぶやいていた。
それはそれはスパコーーンときれいに素直にでてきた気持ちで。
うれしかった、すごくうれしかった。
(意味のわからないところで急に静かに泣き出したから、たぶんお隣のお客さんはきしょく悪かったと思う…チラッと見られたのわたし知ってる…)
わたしが選んだエンターテインメントはいつだってどれも最高なんだから、心配することはひとつもない。
提供してもらえることが多いだけであって、わたしがどれもこれも追いかける必要はない。
好きなことをすきなだけ、ペースは気にせず、でもルールは気にして守って。
そうやってまたやっていこう、と決めたらストンと落ちついた。
「担当遍歴を教えてください」というご質問にここでご返答させていただきます。
ものすごく遅くなってごめんなさい。
関ジャニ∞の錦戸亮くんからはじまり、渋谷すばるくん、ジャニーズWESTの神山智洋くん、関西ジャニーズJr.の向井康二くん、そして正門良規くんとなっていまに至っています。
どうもごきげんよう、正門良規くん担当のまみです。
正門くんがだいすきです!
総括して言っておくけれど、傍からみればバカなこと、だなんてまったくもって今さらでござる!